一つの部屋を二つに分ける家庭が増えている理由
近年、子どもの成長やライフスタイルの変化に応じて、「1つの部屋を2つに分ける」リフォームを希望されるご家庭が増えています。特に兄弟・姉妹が小さいうちは同じ部屋で過ごし、成長にあわせてプライベート空間を確保するというニーズが高まっています。
【実例紹介】筆者の自宅も将来的に分ける前提で設計
筆者自身、2人の子どもが現在同じ部屋を使っていますが、将来的に分けることを見据えて設計しました。
以下の点にあらかじめ配慮しています:
- 部屋中央に間仕切りできるような(ある程度の)広さと形状
- それぞれのエリアに電源・LANポートを確保
- どちらの部屋にも窓があるように配置
- あらかじめドアを2ヶ所に設置
このように、あらかじめリフォームを前提とした設計にしておくと、後の工事もスムーズです。
分け方のパターンと選択肢
一部屋を二つに分ける方法には、さまざまな工法があります。
簡易間仕切りパネル
木製やアクリルなどの仮設パネルを用いて手軽に空間を仕切る方法です。費用が比較的安く、取り外しも簡単ですが、防音性には限界があります。

方法 | 特徴 | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|
簡易間仕切りパネル | 木製やアクリル等の仮設壁を設置 | 費用が安く取り外し可能 | 防音性が低い |
造作壁+引き戸 | 本格的な間仕切り壁+建具 | 見た目も自然で機能的 | 費用がやや高め |
収納や本棚を仕切りに | 家具を活用して空間を分ける | 模様替え感覚で可変性がある | 明確な個室にはならない |
費用の目安
リフォームの規模により、費用は以下のように異なります。
- 簡易パネル設置:5〜10万円程度
- 造作壁+建具:20〜40万円程度
- 壁+照明・スイッチ等の電気工事込み:50万円以上
「将来的に元に戻す可能性があるか」「完全な個室を希望するか」によって最適な方法を選びましょう。
リフォーム時の注意点と工夫ポイント
- 空調・換気の確保:仕切ったことでエアコンが届かない、換気が悪くなるなどの問題が起きやすい
- 照明スイッチ・コンセントの配置:両方の部屋で使いやすくなるよう事前配慮
- 遮音対策:防音シートや吸音パネルを併用することで学習や就寝時も快適
- 将来的に再変更が可能な設計:造作壁を外せるようにする等、可変性も意識
どんな業者に依頼すればいい?
建具や造作壁の工事だけなら大工工事で済みますが、電気工事やエアコンの移設が必要な場合は、リフォーム業者にまとめて依頼するのがおすすめです。
当社CR ONEでは、こうした「部分リフォーム」も柔軟に対応しています。実体験を元にした内容や、ベテラン職人さんの今までの経験や知見などからお客様の要望に沿ったご提案、新たな視点や角度からのアドバイスが出来るように精一杯努力いたします。
まとめ:将来を見据えた柔軟な空間設計を
一部屋を2つに分けるリフォームは、コストと工夫次第で快適な空間を生み出すことができます。
小さなお子様が成長するご家庭や、テレワーク・趣味の部屋などにも活用可能な手法です。
まずはどのくらいの工事規模が必要なのか、ご家庭のニーズに合わせて無料相談を受けてみてください。最近考えはじめたところだけど、ちょっと話を聞いてみたい、だけでも全然OKです。お気軽になんでもご相談ください。