和室のある暮らし、再発見。洋室を和室に戻す人が増えているワケ

あえて“和室”を取り入れるという選択肢

近年、洋室主流の住宅にあえて和室を取り入れるケースが再び注目されています。
畳のやさしい感触、調湿性、リラックス効果など、日本の気候や生活スタイルに合った利点が多く、高齢者世帯や子育て家庭からの支持も拡大中です。

洋室から和室へのリフォームはこんな方におすすめ

  • 高齢の家族と同居している方
  • 床に座ってくつろぐ文化を大切にしたい方
  • 来客用に和室を設けたい方
  • 畳や障子の雰囲気が好きな方

特に高齢者にとっては、フローリングよりも畳の方が転倒リスクを軽減しやすく、安全面でも優れています。

リフォーム方法と費用相場(簡易〜本格パターン)

リフォームの内容によって、工事規模や費用は大きく異なります。

リフォーム内容 概要 費用目安
畳の敷設のみ フローリング上に畳マットを敷くなど 5〜15万円
和室風リフォーム 畳+襖・障子風クロス、和風照明 20〜50万円
本格和室化 床下補強・押入れ設置・真壁化など 60〜100万円以上

施工事例:洋室を落ち着きのある和空間に

事例① 大阪市阿倍野区
築20年のマンションの洋室を来客用の和室に変更。畳敷き+和障子+天井クロス変更で、落ち着いた空間に。費用は約35万円。

事例② 堺市南区
高齢の親と同居するため、寝室をフローリングから畳へ変更。バリアフリー対応に加え、引き戸も設置。費用約65万円。

注意点と失敗しないコツ

  • 畳の厚さによって段差が生じる可能性があるため、床レベル調整が必要
  • 押入れを造作する場合は壁補強が必要な場合もある
  • 予算内に収めるには和風クロスや既製品の建具の活用もおすすめ

あらかじめ「どの程度まで和室らしさを出すのか」を明確にしておくと、打ち合わせもスムーズです。

補助金・助成金の活用(大阪市など)

和室への改修が、バリアフリー化や高齢者向け住宅改修の一環となる場合、大阪市「住宅改修費の助成」や府の制度が活用できる可能性があります。

  • 大阪市住宅改修助成制度:段差解消・床材変更などに最大20万円支給(要事前申請)
  • 介護保険の住宅改修支給:要介護認定を受けている方が対象。畳化も対象に含まれることがある

補助制度の利用には事前の申請や現地調査が必要な場合が多いため、まずは地域の窓口や弊社にご相談ください。

まとめ:和室は「心と体」にやさしい空間です

洋室が当たり前となった現代だからこそ、和室の魅力が新鮮に感じられる時代です。
柔らかな畳の上でくつろぎ、障子越しのやわらかな光に包まれる生活は、心にも体にもやさしい時間を与えてくれます。

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