リフォームで断熱効果UP!光熱費を減らす最新設備とは?
エアコンをつけてもなかなか部屋が冷えない、冬になると暖房代が高くつく……そんなお悩みは、住宅の「断熱性能」による影響が大きいかもしれません。本記事では、リフォームによって断熱効果を高め、冷暖房費を削減できる最新の設備や対策方法について詳しく解説します。
断熱性能が悪いとどうなる?
冷暖房効率が下がる
断熱が不十分だと、室内の空気が外に逃げやすく、外気の影響も受けやすくなります。エアコンの効きが悪くなり、快適な室温を保つために無駄なエネルギーを消費してしまいます。
結露やカビの原因に
温度差によって発生する結露は、断熱性の低い窓や壁によく見られます。結露はカビの発生原因になり、家の劣化や健康被害のリスクにもつながります。
最新の断熱リフォーム設備
高性能断熱材
従来のグラスウールよりも高い断熱性能を持つ「硬質ウレタンフォーム」や「真空断熱材」などが登場しています。壁・天井・床の断熱性を格段に向上させることができます。
断熱ドア・玄関リフォーム
開閉の多い玄関も断熱性の強化が有効です。断熱材入りの玄関ドアや、気密性の高いドア枠などの採用で、玄関からの熱の出入りを抑えます。
断熱浴槽・断熱フタ
お風呂の追い焚き回数を減らすために、断熱性能の高い浴槽や風呂フタの導入が効果的です。お湯の温度が冷めにくくなり、ガス代の節約につながります。
高効率給湯器(エコキュート・エコジョーズ)
断熱とは直接関係しませんが、給湯の効率を上げることでエネルギー使用量を削減できます。ヒートポンプ式の「エコキュート」や、排熱を利用する「エコジョーズ」などが代表的です。
築年数別のおすすめ断熱改修
築30年以上の住宅
断熱材の基準が甘く、未施工の部位も多いため「壁・床・天井すべての断熱強化」「サッシ交換」など全面的な見直しが必要な場合があります。
築15〜30年程度の住宅
断熱材は入っていても性能が十分ではないケースが多く、壁や窓を中心とした断熱リフォーム、特に「内窓(二重窓)設置」「断熱浴槽導入」などが効果的です。
築10年未満の住宅
最近の住宅はある程度断熱性能が高いため、「一部の開口部(窓や玄関)の見直し」や「断熱性の高いカーテンやブラインドの活用」など、ピンポイントな対策が中心です。
断熱リフォームの費用と補助金
断熱リフォームの費用相場
床・壁・天井の断熱リフォームは、1部位あたり20万円〜50万円程度が目安です。窓の交換は1窓10万円〜20万円前後、内窓は5〜10万円程度です。
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国の支援制度により、断熱窓や内窓、浴槽の交換などに対して補助金が活用可能です。たとえば内窓の設置に最大7万円の補助が出るケースもあるようです。
補助金制度の詳細を見る
まとめ:断熱強化で家計と快適さを両立
断熱リフォームは、冷暖房効率の改善だけでなく、快適な室内環境の実現や健康被害の予防にもつながる重要な対策です。築年数やライフスタイルに合わせた適切な対策を行うことで、コストを抑えつつ高い効果を得ることができます。
気になる方はぜひ一度、お気軽に相談くださいね。